無症状感染者を把握するモニタリング検査 大学で始まる 大阪

新型コロナウイルスに感染しながら症状がない人がどれほどいるかを把握するモニタリング検査が、19日から大阪の大学で始まりました。

このモニタリング検査は、新型コロナの無症状の感染者がどれほどいるかを把握しようと国と自治体が行っていて、大阪では先月から始まりました。

大阪 吹田市にある関西大学の千里山キャンパスにも、この検査専用のコーナーが設けられました。

訪れた学生たちは担当者から説明を受けたあとスマートフォンのアプリで必要事項を入力し、別のブースで唾液を採取しました。

検体はPCR検査が行われ、結果は3~4日後にスマホのアプリで通知されるということです。

大阪府内ではこれまで繁華街など12か所でこの検査を行っていますが、大学で実施するのは初めてです。

検査を受けた3年生の男子学生は「部活をしているので、もし自分が感染していたら周りに迷惑がかかると思い、検査を受けました」と話していました。

関西大学総務課の中村匡志課長は「検査結果を踏まえて分析が進み、感染の収束に少しでも貢献できたらと思います」と話していました。

関西大学での検査は今月23日まで行われます。