神奈川県 医療従事者向けワクチン配送センターが本格稼働

県内の多くの市町村では、来月以降、かかりつけ医などでの高齢者の個別接種を始める予定ですが、県では、なるべくその前に医療従事者のワクチン接種を終えたいとしています。

このため、県では、医療従事者用のワクチンを迅速に配送するため県内2か所に独自の配送センターを設けました。

19日からセンターが本格的に稼働し、このうち県東部のセンターでは、ワクチンを小分け用の保冷バッグに詰め替えて発送していました。

また、受け取った病院では、ワクチンの数などを確認したあと、専用の冷凍庫に移して保管していました。

県内で、医療従事者が接種を受ける拠点はおよそ3800か所あり、19日はこのうちのおよそ400か所に最初のワクチンを届けたということです。

県では、来月中に配送を終えたいとしています。

県医療危機対策本部室の市川良成担当課長は「高齢者への接種を進めるためにも、医療従事者への接種を迅速に行えるよう取り組みたい」と話していました。