山形県 新型コロナ 1人死亡 8人感染確認

山形県は、新たに8人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、県内の医療機関に入院していた1人が死亡したと発表しました。山形県内で感染が確認された人は合わせて1331人で、新型コロナウイルスに感染し死亡した人は27人となりました。

県内初の変異ウイルス感染者確認

山形県は18日、感染力が高いとされる「N501Y」という変異があるウイルスが県内で初めて確認されたと発表しました。

県によりますと新たに確認されたのは、従来型より感染力が高いとされる新型コロナウイルスの「N501Y」という変異があるウイルスです。

県によりますと、先月下旬に発症した県内在住の1人の検体を採取し、民間の検査機関で検査した結果「N501Y」の変異が確認されました。

症状はなく、すでに退院しているということです。

また山形市によりますと、別の市民1人にも「N501Y」の変異が確認されたということです。

県内の医療機関に入院していて、症状は確認中としています。

山形県内で「N501Y」の変異が確認されたのは今回が初めてで、県は今後、国立感染症研究所に2人の検体を送り、変異ウイルスの種類を調べることにしています。

吉村知事は記者会見で「N501Yは全国的に増加傾向にある。ワクチン接種が進むまでの間、何としても県内でのまん延を遅らせる必要があり、改めて対策を徹底してほしい」と述べたうえで、「まん延防止等重点措置」が出されている地域との往来は可能な限り控えるよう呼びかけました。