イスラエル 屋外マスク着用義務解除へ 人口の半数ワクチン接種

イスラエル政府は、屋外でのマスク着用を義務づけた規制を18日から解除すると発表しました。新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでいて、感染者数が減少していることを受けた措置だとしています。

中東のイスラエルでは、これまでに人口の53%にあたる496万人が新型コロナウイルスワクチンの2回の接種を終えていて、1月に1万人を超えていた1日あたりの新たな感染者数は、このところ200人を下回ることもあります。

これを受けて、イスラエル政府は専門家の助言を踏まえて協議し、その結果、「屋外での感染リスクは限定的だ」として屋外でのマスク着用を義務づけた規制を18日から解除すると発表しました。

エーデルシュタイン保健相は、「ワクチン接種のおかげで感染率が下がり、規制を緩和することができる」と述べた一方で、屋内での着用義務は続くため、マスクを持ち歩くように呼びかけています。

イスラエルでは、16歳以上のワクチン接種対象者のうち、8割以上が接種を終えていて、政府は、集団免疫の獲得に向け、今後、規制当局の判断を踏まえて接種の対象を12歳から15歳に広げたい方針です。