神奈川 黒岩知事 14日の感染者200人超で「まん延防止」要請へ

神奈川県内で14日、新型コロナウイルスの新規の感染者数が200人を超えたことを受けて黒岩知事は15日、県の対策本部会議を開き政府に対し「まん延防止等重点措置」の適用を要請することを決める考えを示しました。

黒岩知事は先週、県内で1日の新規の感染者数が200人程度になった場合、状況を総合的に判断したうえで「まん延防止等重点措置」を適用するよう政府に要請する考えを示していました。

県内では14日、横浜市で66人、川崎市で62人の感染が確認されるなど県全体で確認された感染者数は205人となり先月、緊急事態宣言が解除された後、初めて200人を超えました。

また、陽性者に対するモニタリング調査の結果、今月に入って変異ウイルスの割合が、30%余りに急増したこともわかっています。

黒岩知事は先ほど記者団の取材に応じ「直ちに要請の準備に入りたい」と述べ15日、県の対策本部会議を開いて政府に対し「まん延防止等重点措置」の適用を要請することを決める考えを示しました。

15日の会議では、県内の感染状況を分析し重点措置を適用する地域についても検討するということです。

黒岩知事は「重点措置が適用されることになれば、その期間は少なくとも大型連休が終わるまでになると思う。感染をおさえられるよう協力をお願いしたい」と述べました。