全国のクラスター 職場で発生 全体の3割 飲食店の発生も

新型コロナウイルス対策をめぐり、政府は、4月、全国で確認されたクラスターを分析した結果、職場での発生が全体の3割近くを占めたほか、飲食店での発生も多かったとして、引き続き、感染対策の徹底を呼びかけています。

政府は、4月1日から11日までに全国で確認された220件余りのクラスターの事例を分析し、結果をまとめました。

それによりますと、職場でのクラスターが59件と、全体の3割近くを占めて最も多く、感染者数は合わせて471人でした。

次いで、飲食店が41件で270人、高齢者福祉施設が29件で287人、学校や教育施設などが25件で192人などとなりました。

このうち、職場では、工場や事業所、社員寮などでの発生が確認され関西地方では、15人の社員寮で11人に感染が広がった事例もあったということです。

このほか、大学や高校の運動部や、カルチャースクールでの発生も報告されたということで、政府は、変異ウイルスの影響で、より感染が広がるおそれもあるとして、引き続き、感染対策を徹底するよう呼びかけています。