千葉県 コロナ感染者数 累計79人増加 報告漏れや重複計上ミス

千葉県は県内の新型コロナウイルスの感染者数について、保健所からの報告漏れや重複して計上していたミスが見つかったとして、8日までの感染者数の累計が79人増えることになったと発表しました。

千葉県は9日、去年12月から先月にかけて発表した県内の感染者数について、精査した結果、誤りが見つかったと明らかにしました。

具体的には、感染者数の急激な増加で業務が追いつかず保健所からの報告が漏れていて計上していなかったケースが93件あったほか、ほかの自治体や千葉県が一度発表した分を確認が不十分で重複して計上していたケースが14件あったということです。

その結果、累計の人数は79人増え、8日までに県内で新たな感染者として発表された人数は合わせて3万437人となりました。

このうち1月分については、毎日発表される数のうち21日分の発表が修正される形となりました。

県によりますと今回、計上ミスのあった感染者のケアは適切に行われ、全員すでに療養を終えているということです。

県は今後、保健所の業務のチェックリストの中に県に報告したかどうか確認する項目を追加するなどして手順を徹底していくことにしています。

千葉県では去年6月にも同じようなミスが明らかになっていて、千葉県疾病対策課は「再度の修正となり、率直におわび申し上げます。情報の確認を強化し、精査して公表していきたい」と話しています。