カリフォルニア州で確認の変異株 沖縄県で見つかる 国内初

沖縄県は、県内で確認された新型コロナウイルスの感染者からアメリカ西部カリフォルニア州で初めて確認された変異ウイルスが見つかったと発表しました。この変異ウイルスが国内で確認されたのは空港での検疫を除くと初めてです。

沖縄県によりますと県内で確認された新型コロナウイルスの感染者の検体について、3月下旬、国立感染症研究所で遺伝情報を調べる「ゲノム解析」を行った結果、アメリカ西部カリフォルニア州で初めて確認された変異ウイルスが見つかったということです。

県によりますとこの変異ウイルスが国内で確認されたのは空港での検疫を除くと初めてだということです。

この変異ウイルスについてWHO=世界保健機関は、感染力が強い可能性があるなどとして、イギリスと南アフリカ、それに南米のブラジルでそれぞれ確認された、3つの変異ウイルスに次ぐ「注目すべき変異株」としています。

玉城知事は、記者会見で、この変異ウイルスと沖縄のアメリカ軍基地との関係について、「アメリカ軍由来の変異株との報告は受けていない」と述べました。