京都 西脇知事 「まん延防止等重点措置」の適用要請へ

京都府の西脇知事は、府内で新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを受けて、国に対し「まん延防止等重点措置」の適用を要請する考えを示しました。
京都府は9日に対策本部会議を開いて正式に決定し、国に要請することにしています。

京都府内では、新型コロナの感染が再び拡大しているほか、病床の使用率も、7日時点で37.7%と、国の分科会が示す「ステージ3」に達しています。

こうした状況を受けて西脇知事は8日夕方、記者団の取材に応じ「足元で感染が急拡大しているほか、大阪や兵庫でも変異ウイルスを中心に感染が拡大しており、非常に厳しい状況だ。行政としてさらなる措置をとるが府民や事業者の協力をぜひお願いしたい」と述べ、国に対し「まん延防止等重点措置」の適用を要請する考えを示しました。

そのうえで、重点措置が適用された場合は対象地域を京都市とし、市内の飲食店などに対し大阪や兵庫と同じく営業時間を夜8時までとするよう要請する考えを示しました。

京都府では、今月5日から京都市内の飲食店などに対し営業時間を夜9時までに短縮するよう要請していますが、措置が適用されれば、1時間繰り上がることになります。

京都府は9日に対策本部会議を開いて、こうした方針を正式に決定したうえで、国に重点措置の適用を要請することにしています。