香港の民主活動家 イギリスへの亡命 “認められた”と明らかに

香港国家安全維持法に反対してイギリスに渡った民主活動家、羅冠聡氏は、イギリス政府に申請していた亡命が認められたことを明らかにしました。

香港の民主活動家、羅冠聡氏は7日、自身のツイッターを通じ、去年12月にイギリス政府に申請していた亡命が認められたと明らかにしました。

羅氏は、2014年の大規模な抗議活動「雨傘運動」のリーダーの1人で、去年6月末に施行された香港国家安全維持法に反対してイギリスに渡ったあとも、国際社会に対し、香港の民主化運動への支持を訴える活動を続けてきました。

これに対し香港の捜査当局は、外国勢力と結託して国家に危害を加えた、香港国家安全維持法違反の疑いなどで羅氏を指名手配したと伝えられています。

イギリス政府は、ことし1月から中国に返還される前の香港で生まれた人たちなどを対象に特別ビザの申請を受け付け、香港を離れる市民を受け入れる姿勢を示していますが、これに対し中国政府は内政干渉だとして強く反発しています。

こうした中、イギリス政府が著名な民主活動家の亡命を認めたことは、香港の問題をめぐり中国に断固とした対応をとる立場を改めて示した形となります。

中国外務省 報道官「犯罪者かばうことに断固反対」

羅冠聡氏の亡命申請が認められたことについて中国外務省の趙立堅報道官は、8日の記者会見で「この人物は香港の警察に指名手配されている容疑者だ」と述べたうえで「犯罪者をかばうことに断固として反対する。イギリスが掲げる法治の原則に背くものであり、中国への内政干渉をやめるべきだ」と反発しました。