2月の経常収支 2兆9169億円の黒字も前年比4.7%減 財務省

日本が海外との貿易や投資などでどれだけ稼いだかを示す、ことし2月の経常収支は2兆9169億円の黒字で、黒字額は前の年の同じ月を7か月ぶりに下回りました。
日本の輸出額が減少し、輸出から輸入を差し引いた「貿易収支」の黒字額が縮小したためです。

財務省が発表した国際収支統計によりますと、ことし2月の日本の経常収支は2兆9169億円の黒字で、黒字額は前の年の同じ月より1436億円、率にして4.7%減りました。

黒字額が前の年の同じ月を下回るのは7か月ぶりです。

これは、中国からスマートフォンや衣類などの輸入が増えた一方で、アメリカ向けの自動車などの輸出が減り、輸出から輸入を差し引いた「貿易収支」の黒字額が8393億円縮小したためです。

また、新型コロナウイルスの影響で外国人観光客の数が大きく落ち込んでいるため「旅行収支」は211億円の黒字ですが、黒字額は、前の年の同じ月より46.3%減少し低迷が続いています。

一方、日本企業が海外の子会社から受け取った配当や利子などを含む「第一次所得収支」は、一部の企業で海外の子会社からの配当金が大きく増えたため前の年の同じ月より5270億円黒字額が拡大し2兆6311億円の黒字となっています。