アメリカ海軍 駆逐艦が台湾海峡を通過と発表

アメリカ軍は台湾周辺で活動を活発化させる中国軍の動向に警戒を強める中、海軍の駆逐艦が7日に台湾海峡を通過したことを発表しました。

アメリカ海軍第7艦隊は声明を発表し、現地時間の7日、駆逐艦「ジョン・マケイン」が台湾海峡を通過したと明らかにしました。「自由で開かれたインド太平洋」へのアメリカの貢献を示すための行動だとしています。

これに先立ってアメリカ海軍は今月4日、空母「セオドア・ルーズベルト」と随行する艦艇や航空機などで構成する空母打撃群が南シナ海に入ったことを明らかにしています。

アメリカ国防総省のカービー報道官は7日の記者会見で、一連の艦艇の行動について「特定の国による特定の事案に対応したものではない」と述べる一方で「海を航行する自由は魚や氷山だけのためのものではない」と述べ、中国が台湾への圧力を強める中、今後も国際法が許す範囲で海軍の艦艇を航行させる方針を示しました。

台湾周辺では7日、台湾が設定している防空識別圏に中国軍の戦闘機や対潜哨戒機などが進入したと台湾の国防部が発表したほか、今月5日には最近中国の空母「遼寧」の部隊も訓練を実施したと発表しています。

アメリカ軍ではインド太平洋軍のデビッドソン司令官が中国が6年以内に台湾を侵攻する可能性があるという見方を示すなど、台湾周辺での中国軍の動向に警戒を強めています。

中国「断固とした反対」

アメリカ海軍の駆逐艦「ジョン・マケイン」が台湾海峡を通過したことについて、東シナ海を所管する中国軍東部戦区の報道官は7日夜、談話を発表し「台湾の独立勢力に誤ったシグナルを送り、地域の情勢に意図的に干渉し台湾海峡の平和と安定を危うくするものであり、われわれは断固とした反対を表明する」として強く反発しました。