台湾の防空識別圏に多数の中国軍機進入 台湾は中国を非難

台湾の国防部は7日、台湾が設定する防空識別圏に多数の中国軍機が進入したと発表しました。台湾側は中国の習近平国家主席が台湾の列車事故の犠牲者に哀悼の意を示す一方で、軍事的な威嚇を行っていると非難しています。

台湾の国防部によりますと台湾が南西沖に設定している防空識別圏に7日、中国軍の戦闘機や対潜哨戒機など延べ15機が進入しました。

このうち対潜哨戒機1機は台湾とフィリピンの間のバシー海峡上空を抜けて太平洋側に出たあと、同じ経路を引き返したということです。

台湾周辺では最近、中国海軍の空母「遼寧」の部隊が訓練を実施したことも中国側の発表で明らかになっています。

中国国営の新華社通信は4月3日、習近平国家主席が台湾で起きた列車の脱線事故の犠牲者に深い哀悼の意を表したと伝えましたが、その一方で中国軍は台湾周辺での活動を活発化させています。

これについて、台湾の呉※ショウ燮外交部長は「哀悼の意を示しながら軍の艦艇や航空機で威嚇している。台湾の人心をつかむ目的と怖がらせる目的は両方とも達せられないだろう」と非難しました。

※ショウは「かねへん」に「りっとう」