兵庫県 新型コロナ 新たに328人感染確認 過去最多

兵庫県は7日、県内で328人が新型コロナウイルスに感染したことが新たに確認されたと発表しました。県内で1日に確認された人数としては最多となりました。これまで県内ではことし1月9日の324人が最多で、1日の感染者数が300人を超えたのは2回目です。

また兵庫県は7日、新型コロナウイルスに感染していた2人の死亡が確認されたと発表しました。兵庫県内で新型コロナウイルスに感染して亡くなったのは598人となりました。

不安の声も

感染者数が過去最多となったことについて神戸市灘区の六甲本通商店街で聞きました。

商店街を訪れていた30代の女性は「これまで感染者は東京が多かったですが関西が感染の中心地になってきたと感じています。このあたりは大阪に通勤する人も多いので不安です。買い物に行く頻度を減らすなど気をつけていますが子どもに一日中、家の中にいてもらうのは難しく、悩ましいです」と話していました。

また、近所に住む70代の男性は「人出が多いので感染者が増えるのは当然だと思います。自分も含め、みんなで気を引き締め直して外出自粛に努めなければ感染者は増え続けると思います」と話していました。

近所に住む40代の女性は「最近、徳島県から引っ越してきましたが、三宮などの繁華街では人出がかなり多いと感じました。自粛で疲れているなか春になって人出が増えることは理解できますが、変異ウイルスも増えていると聞くので自粛の必要があると思います」と話していました。

商店街でかまぼこ店を営む角谷鉄雄さんは「居酒屋などが営業時間を短縮しても周辺の路上で酒を飲む人を見かけるので、このままでは感染者数がさらに増えると思います。時短により飲食業の経営が不振になるとかまぼこの材料になる魚の流通も減るので今後が心配です」と話していました。