江戸時代の日本酒の製造方法が書かれた文書もとに再現へ 岩手

岩手県洋野町にある商家の蔵から江戸時代の日本酒の製造法が書かれた古い文書が見つかり、酒造会社が協力して当時の酒を再現するプロジェクトが始まりました。

「南部藩・復刻酒プロジェクト」は、岩手県洋野町にある創業243年の商家の蔵で見つかった古い文書をもとに、記載されている製法で江戸時代の日本酒を再現しようという試みです。

7日は、二戸市の酒造会社「南部美人」の本社で、木おけを使って初めての仕込み作業が行われました。
再現されるのは当時、洋野町で作られていたという日本酒「國光正宗」です。

東北地方に古くから伝わる品種の米を使い、精米する割合を少なくするほか、機械に頼らずに手作業で温度管理を行うなど、可能なかぎり当時の製法に近づけて製造するということで、ことしの6月ごろに販売される予定です。

洋野町の蔵の持ち主の布施かおりさんは、「かつては日本酒を造っていた蔵なので、酵母が出てきたりしないかといろいろ探したところ、古文書が見つかりました。どんなお酒になるのか今からわくわくしています」と話していました。