米イラン 核合意めぐり離脱後初の間接協議 EUなど仲介

イラン核合意の立て直しに向けた関係国の協議が行われ、今後、アメリカの制裁解除とイランの核開発の制限をどのように進めるかについて交渉することで合意しました。アメリカとイランが本格的に協議するのは2018年にトランプ前政権が離脱して以降初めてで、核合意の正常化に道筋をつけられるかが焦点です。

核合意をめぐっては、2018年にトランプ前政権が一方的に離脱しイランへの制裁を再開させて以降、イラン側が対抗措置として、核開発を強化し、合意は機能不全に陥っています。

バイデン政権が核合意への復帰を目指す中、アメリカとイランの代表団はオーストリアの首都ウィーンに入り、6日、仲介役のEUなどと別々に会合を開いて間接的な協議を行いました。

協議では今後、アメリカの制裁解除とイランの核開発の制限をどのように進めるかについて継続して交渉を行うことで関係国が合意しました。

協議のあとイランのアラグチ外務次官は、「建設的な話し合いで正しい方向に向かっている」と述べて評価し、9日に再び会合が開かれる見通しだと明らかにしました。

またホワイトハウスのサキ報道官は「協議は難しく、長いプロセスになるだろう。しかし私たちは引き続き、外交を通じた解決が正しい道であり、すべての当事者にとって利益になると信じている」と述べました。

アメリカとイランが本格的な協議を行うのは、2018年にトランプ前政権が核合意から離脱して以降初めてで、緊張した関係にあった両国が対立を解消し核合意の正常化に道筋をつけられるかが焦点です。