【結果詳細】競泳日本選手権 佐藤が日本新 池江は決勝へ 5日目

東京オリンピックの代表選考会となる競泳の日本選手権。
男子200メートル平泳ぎを日本新記録のタイムで制した佐藤翔馬選手などが東京オリンピックの代表に内定しました。
各種目の結果などをお伝えします。

男子200m個人メドレー準決勝 萩野がトップ 瀬戸2位で決勝へ

1位 萩野公介 1分58秒07、
2位 瀬戸大也 1分58秒30、
3位 松本周也 1分58秒97、
4位 藤森太将 1分59秒71、
5位 宮本一平 1分59秒93、
6位 内山拓海 1分59秒96、
7位 寺門弦輝 2分00秒13、
8位 田渕海斗 2分00秒34
(※決勝進出の8位まで)

全体トップで通過した萩野公介選手は「準決勝では泳ぎの細かい部分の確認ができた。バタフライに課題が残るがあすまでに修正したい」と落ち着いた様子で振り返りました。7日エントリーしていた男子200メートル背泳ぎの予選を棄権した理由については「オリンピック本番でも200メートル個人メドレーと日程が重なるので、両方やって両方ダメになることが1番良くないと思った。個人メドレー1本に集中することにした」と説明しました。
そのうえで8日の決勝に向けては「最後の自由形にはまだだいぶ余力があった。自分の本命種目の決勝なので、練習で培ってきたいい泳ぎを思い出して死ぬ気で泳ぎたい」と意気込みを話しました。

男子200メートル個人メドレー準決勝ですでに代表に内定している瀬戸大也選手は全体2位で決勝に進み、レース後には「いい刺激と練習になっている。前半は気持ちよく行きたかったので想定より速く入った」と話しました。
そのうえで同い年のライバル、萩野公介選手が全体1位になり、決勝では隣のレーンで泳ぐことについて「公介との勝負は久しぶりなので勝負を楽しみたいが、自分はしっかり課題を塗りつぶしたい」と冷静に話しました。

女子200m平泳ぎ準決勝 宮坂がトップで決勝へ

1位 宮坂倖乃 2分25秒01、
2位 渡部香生子 2分25秒23、
3位 曽我部菜々 2分25秒65、
4位 緒方温菜 2分25秒97、
5位 浅羽栞 2分25秒99、
6位 清水咲子 2分26秒35、
7位 鈴木聡美 2分26秒42、
8位 青木玲緒樹 2分26秒81
(※決勝進出の8位まで)

男子200m背泳ぎ準決勝 入江がトップで決勝へ

1位 入江陵介 1分57秒53、
2位 坂井聖人 1分58秒08、
3位 竹原秀一 1分58秒15、
4位 内藤良太 1分58秒78、
5位 西小野皓大 1分59秒07、
6位 砂間敬太 1分59秒24、
7位 井野竜佳 1分59秒52、
8位 加藤理 1分59秒64
(※決勝進出の8位まで)

全体1位で決勝に進んだ入江陵介選手は100メートル背泳ぎですでに代表内定を決めていることに触れ「気分はかなり楽です。200メートルではプレッシャーなく自分のレースをしたい」とリラックスした様子でした。
入江選手は東京オリンピック以降は100メートル背泳ぎに重点を置く考えを示していて、「もしかすると200メートルを日本選手権で泳ぐのはこれが最後かもしれないので、派遣標準記録を切って優勝してオリンピックにいきたい」と話していました。

女子100m自由形準決勝 池江が全体1位で決勝進出

女子100メートル自由形は、池江璃花子選手が準決勝を1位で通過しました。池江選手は準決勝の2組目に登場し、前半はペースを抑えて入ると後半に追い上げてこの組トップでフィニッシュし54秒36をマークして全体1位で決勝進出を決めました。
全体2位は五十嵐千尋選手、全体3位は大本里佳選手でした。

1位 池江璃花子 54秒36、
2位 五十嵐千尋 54秒74、
3位 大本里佳 54秒79、
4位 酒井夏海 54秒87、
5位 白井璃緒 54秒90、
6位 青木智美 55秒11、
7位 山根優衣 55秒24、
8位 佐藤綾 55秒42
(※決勝進出の8位まで)

3位で決勝に進んだ大本里佳選手は、6日の女子200メートル個人メドレーで代表内定を逃したことについて「やりきったので後悔はないしコーチからも『どういう形であれ必ずオリンピックに行こう』と言われた。自由形で代表に入れるよう気持ちを切り替えた」と話し、女子400メートルリレーのメンバー入りに向けて気持ちを切り替えていました。

男子800m自由形決勝 黒川が日本新で優勝 派遣標準記録は届かず

男子800メートル自由形の決勝は黒川紫唯選手が7分49秒55で日本記録を更新して優勝しましたが、日本水泳連盟が定める派遣標準記録を突破できませんでした。2位は竹田渉瑚選手、3位は中島涼選手でした。
1位 黒川紫唯 7分49秒55 ※日本新
2位 竹田渉瑚 7分50秒42、
3位 中島涼 7分58秒44、
4位 遠藤光 7分59秒59、
5位 山本耕平 8分02秒46、
6位 井狩裕貴 8分06秒65、
7位 宮木宏悦 8分06秒82、
8位 尾崎隆太 8分12秒04
(男子800m自由形のオリンピック派遣標準記録:7分48秒12)

男子200m平泳ぎ決勝 佐藤と武良が代表内定 渡辺は代表逃す

男子200メートル平泳ぎ決勝は佐藤翔馬選手が2分6秒40の日本新記録で優勝、2位は武良竜也選手で2分7秒58をマークし、ともに日本水泳連盟が定める個人種目の派遣標準記録を突破して東京オリンピックの代表に内定しました。前の世界記録保持者の渡辺一平選手は3位で代表内定を逃しました。
(男子200m平泳ぎのオリンピック派遣標準記録:2分08秒28)
1位 佐藤翔馬 2分06秒40 ※日本新
2位 武良竜也 2分07秒58、
3位 渡辺一平 2分08秒30、
4位 平河楓 2分8秒98、
5位 深沢大和 2分09秒09、
6位 花車優 2分10秒38、
7位 山尾隼人 2分10秒46、
8位 大川孝明 2分11秒48

前の世界記録保持者で大会3連覇を目指す渡辺一平選手は、3位に終わり代表内定を逃しました。
決勝で渡辺選手は序盤からとばして最初の50メートルはトップでしたが、その後、佐藤選手に抜かれて2番手に後退すると、最後の25メートル付近で武良選手にとらえられ、3位でフィニッシュしました。
今月4日に行われた100メートル平泳ぎの決勝でも3位だった渡辺選手は、今大会にエントリーした2種目を終え、2大会連続のオリンピック出場はなりませんでした。

女子200mバタフライ決勝 優勝の長谷川が内定

女子200メートルバタフライの決勝は長谷川涼香選手が2分7秒24で優勝し、日本水泳連盟が定める派遣標準記録を突破し、この種目の東京オリンピックの代表に内定しました。
(女子200mバタフライのオリンピック派遣標準記録:2分08秒43)
1位 長谷川涼香 2分07秒24、
2位 牧野紘子 2分08秒66、
3位 林希菜 2分08秒76、
4位 内田かりん 2分09秒50、
5位 中野未夢 2分10秒17、
6位 藤本穏 2分10秒30、
7位 山岸琴美 2分10秒42、
8位 水口知保 2分10秒47、

男子100m自由形決勝 中村が代表内定 上位4人はリレーで内定

男子100メートル自由形決勝は中村克選手が48秒23で優勝し、日本水泳連盟が定める個人種目の派遣標準記録を突破して東京オリンピックの代表に内定しました。このレースは男子400メートルリレーの代表選考も兼ねていて、優勝した中村選手、2位の松元克央選手、3位の関海哉選手、4位の難波暉選手が派遣標準記録を突破し、いずれも代表に内定しました。
(男子100m自由形のオリンピック派遣標準記録:48秒33)
(男子400mリレーのオリンピック派遣標準記録:3分15秒70、1人平均が48秒93)

1位 中村克 48秒23、
2位 松元克央 48秒37、
3位 関海哉 48秒87、
4位 難波暉 48秒88、
5位 塩浦慎理 49秒07、
6位 松井浩亮 49秒23、
7位 溝畑樹蘭 49秒31、
8位 石崎慶祐 49秒49

男子200m個人メドレー予選 トップは瀬戸 2位萩野

1位 瀬戸大也 1分59秒14、
2位 萩野公介 1分59秒60、
3位 内山拓海 2分00秒18、
4位 井狩裕貴 2分00秒36、
5位 廣島偉来 2分00秒58、
6位 藤森太将 2分00秒60、
7位 松本周也 2分00秒64、
8位 小方颯 2分00秒67、
9位 寺門弦輝 2分00秒73、
10位 宮本一平 2分00秒81、
11位 大武誠之 2分00秒88、
12位 宝田康平 2分00秒94、
13位 田渕海斗 2分01秒15、
14位 溝畑樹蘭 2分01秒38、
14位 石井瑛章 2分01秒38、
16位 松田龍 2分01秒39
(※準決勝進出の16位まで)

女子200m平泳ぎ予選 トップは鈴木聡美

1位 鈴木聡美 2分26秒51、
2位 渡部香生子 2分26秒54、
3位 曽我部菜々 2分26秒55、
4位 浅羽栞 2分26秒58、
5位 清水咲子 2分26秒77、
6位 緒方温菜 2分26秒80、
7位 宮坂倖乃 2分26秒91、
8位 青木玲緒樹 2分27秒50、
9位 佐藤琴美 2分27秒51、
10位 高橋奈々 2分27秒78、
11位 関口美咲 2分28秒17、
12位 今井月 2分28秒46、
13位 関戸珠実 2分28秒50、
14位 石渡遥 2分28秒71、
15位 楠田夢乃 2分28秒87、
16位 田積帆乃果 2分29秒08
(※準決勝進出の16位まで)

男子200m背泳ぎ予選 入江がトップで準決勝へ

1位 入江陵介 1分58秒41、
2位 山田海都 1分59秒33、
3位 西小野皓大 1分59秒71、
4位 井野竜佳 1分59秒74、
4位 内藤良太 1分59秒74、
6位 加藤理 1分59秒76、
7位 竹原秀一 1分59秒93、
8位 坂井聖人 1分59秒98、
9位 砂間敬太 2分00秒08、
10位 遠藤柊斗 2分00秒40、
11位 松山陸 2分00秒44、
12位 柳川大樹 2分00秒60、
13位 奈須一樹 2分00秒72、
14位 山下結生 2分00秒73、
15位 米山毅 2分00秒99、
16位 夏目大志 2分01秒08、
16位 村上汰晟 2分01秒08
(※準決勝進出は16位まで。16位の夏目選手と村上選手は、同タイムのため準決勝進出をかけたスイムオフへ)

【スイムオフ】
夏目大志 2分00秒54
村上汰晟 2分01秒04
この結果、夏目選手が準決勝に進出しました。

女子100m自由形予選 池江がトップで準決勝へ

1位 池江璃花子 54秒30、
2位 五十嵐千尋 55秒24、
3位 酒井夏海 55秒27、
4位 白井璃緒 55秒32、
5位 山根優衣 55秒42、
6位 大本里佳 55秒49、
7位 佐藤綾 55秒63、
8位 神野ゆめ 55秒67、
9位 山本茉由佳 55秒93、
10位 青木智美 55秒94、
11位 今井美祈 56秒09、
12位 船越彩椰 56秒17、
13位 武中香奈枝 56秒32、
14位 長尾佳音 56秒36、
15位 松本弥生 56秒37、
16位 池本凪沙 56秒40
(※準決勝進出の16位まで)

大会5日目の予定

10:00 女子100m自由形予選
10:11 男子200m背泳ぎ予選
10:28 女子200m平泳ぎ予選
10:46 男子200m個人メドレー予選
17:05 男子100m自由形決勝
17:16 女子200mバタフライ決勝
17:29 男子200m平泳ぎ決勝
17:41 男子800m自由形決勝
17:58 女子100m自由形準決勝
18:09 男子200m背泳ぎ準決勝
18:22 女子200m平泳ぎ準決勝
18:35 男子200m個人メドレー準決勝

代表内定への道

【東京オリンピック代表内定の条件】
個人種目の内定条件は、日本選手権の8人で争う決勝レースで、種目ごとに「派遣標準記録を突破したうえで、2位以内に入ること」となっています。

派遣標準記録はオリンピックで決勝進出が期待できる選手を代表に選ぶために日本水泳連盟が設けた独自の基準で、おととし開催された世界選手権で決勝の8人に残ることができるタイムが目安となっています。

リレー種目については、別に派遣標準記録が設けられ、このうち400mリレーでは、100m自由形の上位4位までのタイムの合計で突破した場合はその4人を内定とし、突破しなかった場合は派遣標準記録を4で割った「1人平均」を突破した選手などを内定するとしています。

【大会5日目の決勝種目の派遣標準記録】
▽男子100m自由形:48秒33
▽女子200mバタフライ:2分08秒43
▽男子200m平泳ぎ:2分08秒28
▽男子800m自由形:7分48秒12