「まん延防止等重点措置」適用の3府県 夜の繁華街 人出は減少

大阪・兵庫・宮城の3府県に「まん延防止等重点措置」が適用されて初めての夜となった5日夜、各地の繁華街の人出は、先月1か月の月曜日の平均と比べて14%から18%減少したことが、ビッグデータの分析から分かりました。

NHKは、NTTドコモが携帯電話の基地局からプライバシーを保護した形で集めたビッグデータを使って、「まん延防止等重点措置」が適用された3府県の繁華街の5日午後9時台の人の数を分析しました。
このうち、神戸市の三宮付近は、
▽先週の月曜日と比べて22%、
▽先月1か月の月曜日の平均と比べて18%いずれも減少しました。
大阪市の心斎橋付近は、
▽先週月曜日と比べて17%、
▽先月と比べて14%、いずれも減少したほか、
仙台市の国分町付近は、
▽先週月曜日と比べて7%、
▽先月と比べて14%、いずれも減少しました。
一方、東京の新宿 歌舞伎町は
▽先週月曜日と比べて6%減少したものの、
▽先月1か月の月曜日の平均と比べると9%増加しています。

大阪 吉村知事 改めて“マスク会食”など呼びかけ

「まん延防止等重点措置」が適用され、大阪市内では飲食店の営業時間を夜8時までに短縮することなどが要請されています。

これについて大阪府の吉村知事は5日、記者団に対し「マスク会食の義務化のほか、アクリル板の設置、換気の徹底なども飲食店にはお願いしたい」と改めて呼びかけています。

仙台 郡市長「最大限の協力をお願いしたい」

仙台市の郡市長は6日、定例の記者会見で、5日から「まん延防止等重点措置」が適用されたことについて、「心苦しいが、適用の期間内に感染を押さえ込まなくてはいけない。市民には継続して強い危機感をもってもらい、飲食店などの事業者には感染の収束のために最大限の協力をお願いしたい」と述べました。