京都産業大学 学生寮に入る新入生全員を対象にPCR検査

大学内に新型コロナウイルスのPCR検査ができる施設がある京都産業大学は、感染拡大を防ぐため、学生寮に入寮する新入生全員を対象に検査を始めました。

京都市北区にある京都産業大学は、去年10月に学内にPCR検査ができる施設を設置し、学生や教職員を対象に、1日およそ40件の検査を独自に実施しています。

大学は学生寮に入寮する新入生およそ200人について、全員を対象にPCR検査を始め、学生たちがそれぞれ専用の容器にだ液を入れて提出していました。

大学は集団生活を通じて感染が拡大するのを防ぎたい考えです。

学生寮で生活を始める新入生の1人は「PCR検査を受けに行こうと思うと勇気がいるが、大学で簡単に受けられて安心できるのでありがたい」と話していました。

京都産業大学では先月の卒業式のあとに、学生が開いた宴会で感染者の集団=クラスターが発生していて、大学は学生に対して、定期的にPCR検査を実施するとともに、引き続き、サークルの懇親会などの開催を控えるよう呼びかけています。

黒坂光学長は「学内で予防対策を徹底し、感染を広げないようにしていきたい」と話していました。