プロ野球 巨人 丸と中島と若林 コロナ検査で陽性確認

プロ野球・巨人で主力の丸佳浩選手とベテランの中島宏之選手、それに若林晃弘選手の3人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。
また球団は、新たにウィーラー選手がPCR検査で陽性と判定されたと発表しました。

巨人では3日に行ったPCR検査で、丸選手と中島選手が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたほか、若林選手は再検査となりました。

3人は4日、医療機関で改めてPCR検査を受けた結果、感染したことが確認されました。

また球団は、3人を除く監督やコーチ、選手、スタッフの合わせて86人に4日午前、PCR検査を行い、新たにウィーラー選手が陽性判定となりました。

ウィーラー選手は4日の試合の先発メンバーに名前を連ねていましたが、開始直前にほかの選手と入れ替えとなりました。

このほか、亀井善行選手と増田大輝選手、それに北村拓己選手の選手3人とスタッフ7人の合わせて10人が遠征中の移動などで接触の頻度が高かったとしてチームから隔離されました。

球団によりますと、全員が発熱などの症状はないということで、今後、保健所と濃厚接触者の特定などを進めることにしています。

そして5日にチームで再びPCR検査を行い、陰性を確認したうえで甲子園球場で行われる阪神との3連戦に向けた遠征に向かうということです。

巨人 出場選手を特例で入れ替え

巨人は今回、定期的に行っているPCR検査で陽性判定を受けた2人の選手などとそれらの選手との接触の頻度が高かった選手がいたとして、柔軟な選手の入れ替えを可能にする特例を使いました。

陽性判定を受けた、主力で5番の丸佳浩選手とベテランの中島宏之選手、再検査が必要と判定された若林晃弘選手、接触の頻度が高かったベテランの亀井善行選手、増田大輝選手、北村拓己選手の選手の合わせて6人の選手が特例の対象選手として1軍の出場選手登録を外れました。

これらの選手については、新型コロナウイルスに感染していないことなどがわかれば、特例により通常の10日間を待たずに再び出場選手として登録が可能です。

巨人は特例による代替選手として3日まで2軍の試合に出場していた外野手の立岡宗一郎選手、去年、トレードで移籍した内野手の香月一也選手、ドラフト5位ルーキーの18歳、秋広優人選手の3人を1軍の出場選手に登録しました。

このため、4日午後1時から仙台市で予定されていた2軍の楽天との試合は中止となりました。