大阪府 新型コロナ 過去最多となる666人感染確認

大阪府は3日、過去最多となる666人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。1日の感染者数が600人以上となるのは、3日連続で、東京の感染者数を5日連続で上回りました。

大阪府内で感染が確認された人の累計はこれで5万4096人となりました。また、2人の死亡が確認され、大阪府内で亡くなった感染者は1191人になりました。

大阪府の感染者数推移

大阪府内で1日に確認された感染者の数は、これまではことし1月8日の654人が最も多くなっていました。

緊急事態宣言を受けて徐々に減り、先月8日には38人となりましたが、その後、増加に転じ、先月下旬から大幅に増えました。

3日までの5日間は連日、東京の感染者数を上回り、1日から3日連続で600人以上となって、3日、過去最多を更新する666人となりました。

大阪市内では不安の声

大阪府で3日、1日としては過去最多となる666人の新型コロナウイルスの感染確認が発表されたのを受けて、大阪市内では不安の声が聞かれました。

大阪・中央区の大阪城公園の周辺を訪れていた大阪・羽曳野市の60代の男性は「まさかこんなことになるとは、という感じです。緩みがあり対策の甘さを感じるが、経済を成り立たせないといけないし、難しいところがある」と話していました。

また、50代の妻は「感染者が増えていて不安です。身近に高齢者がいるので予防接種を早く受けたい」と話していました。

また、大阪市内の50代の男性は「どうすれば感染を防げるのか分からない状況になったと思う。マスクの着用や不規則な生活をしないなど。できる対策を徹底するしかない」と話していました。

市内の30代の男性は「周りを見ると花見の人も多く、この状況もしかたがない。緊急事態宣言のときと比べ職場の出社率も増え、来客も多くなっていて全体的に気の緩みを感じる。小さい子どももいるのでとても不安だ」と話していました。