都 医療従事者と高齢者施設職員に定期検査 感染拡大の端緒把握

東京都は感染の広がりの予兆となるクラスターを早期に捉えるため、医療機関の従事者は週1回、高齢者施設の職員は月1回、定期的に検査を始めます。対象は合わせて18万人におよび、都はこうした「戦略的な検査」を通して感染の再拡大を防ぎたい考えです。

このうち、感染するリスクが高い医療機関の医師や看護師などの医療従事者に対しては、今月から6月までの3か月間、週1回を目安に抗原検査を行います。

対象は、療養病床がある病院202か所のおよそ5万人、精神科の病院94か所、およそ2万人の合わせて7万人でそれぞれの病院で検体を採取して検査を行います。

また、重症化リスクの高い高齢者施設や障害者施設の職員を対象に、今月から6月までの3か月間、月1回を目安にPCR検査を行うとしています。

対象は、2344か所の高齢者施設のおよそ10万人、114か所の障害者施設のおよそ1万人の合わせておよそ11万人です。

都は、こうした検査の強化で感染の広がりの端緒を早期に捉えて、クラスター対策などにつなげることで再拡大を防ぎたい考えです。