ワクチン 高齢者半数が1回目接種可能な量 5月下旬までに供給へ

新型コロナウイルスのワクチン接種を担当する河野規制改革担当大臣は、全国の高齢者の半数に、1回目の接種が可能な分量のワクチンが来月下旬までに供給されるという見通しを示しました。

全国の高齢者およそ3600万人へのワクチン接種をめぐり、政府は、6月末までに2回分の接種ができる分量のワクチンが供給されるとしています。

ワクチン接種を担当する河野規制改革担当大臣は記者会見で「来月10日からの2週間で高齢者向けに1万箱以上を配るとしていたが、ファイザー社との交渉の結果、1万6000箱近くまで増やせることになった」と述べ、全国の高齢者の半数に、1回目の接種が可能な分量のワクチンが来月下旬までに供給されるという見通しを示しました。

そして「EU=ヨーロッパ連合の輸出管理はまだ残っているが、それを除いて、供給がボトルネックにはならないと思うので、あとは、接種体制の支援をしっかりやっていきたい」と述べ、自治体への支援に万全を期す考えを重ねて示しました。