“1行の図書館” 1行から借りる本との新鮮な出会いを 滋賀

新型コロナウイルスの感染が続くなか滋賀県栗東市にある図書館では本との新鮮な出会いの場を提供しようと、本の中から抜き出した1行をもとに借りる本を選んでもらうユニークな取り組みを始めています。

「1行の図書館」というこの取り組みは栗東市立図書館が始めたもので、本はタイトルや中身が見えないよう白い紙に包まれ、紙には本の中から図書館の職員が抜き出した1行だけが書かれています。

利用者はこの1行の情報だけをもとに内容を想像し、借りる本を選びます。

例えば、ある本の包みには「私たちには、想像力という乗り物がある」、また、別の本の包みには「日曜日の朝の定番はホットケーキ」と図書館の職員が選んだ1行が書かれています。

この図書館では新型コロナウイルスの感染拡大防止のために図書館での滞在時間を30分以内にするよう利用者に呼びかけていますが、短い時間で本との新鮮で意外な出会いを楽しんでもらおうと考えたということです。

60代の女性は「1行だけで本を選ぶのはどういう本で、どんな内容なのかということに興味が湧きます」と話していました。

栗東市立図書館の清水優さんは「ふだんは表紙や中身を見て本を選ぶと思うが、その1行がおもしろいと思ったら中身も琴線に触れるものかもしれない。いつもは選ばないような本やジャンルとの出会いを楽しんでほしい」と話していました。
この「1行の図書館」は今月7日まで行われています。