中国 ミャンマーと国境接する都市でコロナ感染相次ぐ

ミャンマー情勢が緊迫化する中、中国では、ミャンマーと国境を接する南部、雲南省の都市で、新型コロナウイルスの感染者が相次いで見つかりました。感染が確認された人の中にはミャンマー人も含まれているということで地元の当局は、国境管理を強化しています。

新型コロナウイルスの感染者が相次いで見つかっているのは、ミャンマーと国境を接する中国南部・雲南省の瑞麗で地元当局によりますと、3月30日は無症状も含めて9人確認されました。

これを受けて、地元当局は3月31日、およそ20万人の全市民に対し、自宅から出ないよう通知するとともに、緊急のPCR検査を行っていて、31日も無症状を含めた感染者が29人確認されたということです。

これまでに感染が確認された人のうち、合わせて16人がミャンマー人だということです。
今のところ、感染がどのように広がったのかは分かっていません。

ただ、中国メディアの中には、ミャンマー情勢が緊迫化する中、ミャンマー側から感染者が不法に入国して感染が拡大したとする見方を伝えているところもあります。

地元当局は、市内への出入りを原則的に禁止するとともに、ミャンマーとの国境管理を強化しています。