Jリーグ 観客2万人入れて感染対策の効果を調査

サッカーJリーグは、4月3日に愛知県豊田市で行われるJ1の名古屋グランパスとFC東京との試合に、政府のガイドラインの基準を上回る2万人の観客を試験的に入れて安全に開催できるかどうか、調査を行うことになりました。

サッカーJリーグでは現在、新型コロナウイルスの感染対策として政府のガイドラインに沿って観客の上限を1万人として試合を開催しています。

Jリーグは今後、東京オリンピック・パラリンピックなど大規模なスポーツイベントを運営するうえで役立つデータを提供しようと、4月3日に愛知県の豊田スタジアムで行われるJ1の名古屋グランパスとFC東京との試合で、特別な調査を行うことになりました。

国と関係する自治体の許可を得たうえで、この試合に限って観客の上限を2万人に引き上げ、国立研究開発法人、産業技術総合研究所と連係して感染のリスクを判断する目安とされている二酸化炭素の濃度や、マスクの着用率などを計測するほか、NTTドコモによる携帯電話の電波を利用して観客の行動を分析するということです。

Jリーグは、調査の結果がまとまり次第、国や自治体などにデータを提供することにしています。