菅首相 「武田大臣は職責果たしている 総務省の立て直しを」

衆議院内閣委員会では、菅総理大臣も出席して質疑が行われ、総務省の接待問題をめぐり、野党側が武田総務大臣が省のトップを務めるのは不適切だと追及したのに対し、菅総理大臣は、しっかり職責を果たしているとして、引き続き総務省の立て直しにあたらせる考えを示しました。

この中で野党側が、総務省の接待問題をめぐり「武田総務大臣は、接待の話を聞かれても同じことばかり言い、トップにいるのは不適切だ」と追及したのに対し、菅総理大臣は「武田大臣は、これまでもしっかりと職責を果たしてもらっている。一連の事案について真相を究明し、総務省そのものを立て直してほしい」と述べました。

また、厚生労働省の職員23人が、都内の飲食店で深夜まで送別会を開いていた問題について、菅総理大臣は「国民の皆さんに申し訳なく、心からおわびをさせていただく。田村厚生労働大臣も大いに反省していて、徹底して、省内でこうしたことがなかったかを調べ、うみを出して、国民の信頼に応えるよう取り組んでほしい」と述べました。

一方、ことし9月の設置を目指すデジタル庁で登用する民間からの人材について、菅総理大臣は「公務の公平性に疑念を抱かれることがないよう、十分留意することが必要だ。委託などの手続きにかかるルール作りで透明性を確保する」と述べました。