コロナで1年遅れの入学式 新2年生対象に京都の大学で式典

この春、各地の大学で新2年生を対象に、去年、新型コロナウイルスの影響で中止された入学式が開催されていて、京都産業大学でも1年遅れの式典が行われました。

新型コロナの影響で、去年は各地の大学で入学式が中止になったことから、この春は多くの大学で新2年生向けの入学式を開催することにしています。

京都市北区の京都産業大学では30日、2回に分けて入学式を開き、このうち1回目の式にはスーツ姿の新2年生およそ600人が出席しました。

この中で黒坂光学長は「この1年は授業の多くがオンラインとなるなど、制約が多く、申し訳なく感じています。本格的に対面での授業が始まりますが、みずからを律し主体的に学んでください」とことばを贈りました。

続いて会場では校歌が流され、出席した人たちは静かに聞き入っていました。

このあと学生たちは、入学式と書かれた看板を背景に、少しだけマスクを外してポーズをとり写真に収まるなどしていました。

法学部の男子学生は「初めてスーツを着て身が引き締まりました。親が来られなかったので、写真を送ってあげたいです」と話していました。

国際関係学部の女子学生は「改めて大学生になったんだという実感がわいてきました。学生生活を楽しもうという気持ちになりました」と話していました。