来月12日から高齢者接種開始へ 河野規制改革相「万全期す」

新型コロナウイルスのワクチン接種を担当する河野規制改革担当大臣は、全国知事会の飯泉会長とテレビ会議を行い、来月12日から始まる高齢者への接種に向け、自治体の要望を聴きながら、対応に万全を期していく考えを示しました。

この中で河野規制改革担当大臣は「ようやく、4月12日から高齢者向けのワクチン接種がスタートし、5月には、製薬大手ファイザーからの供給もしっかり立ち上がってくる。自治体の要望に応えきれていない部分があれば意見交換を行い、万全な対応をとれるようにやっていきたい」と述べました。

これに対し飯泉会長は「日本で初めてとなる、全国民を対象としたワクチン接種を、なんとかスムーズに達成できるようにがんばっていきたい。高齢者の皆さんは、副反応に対する関心が大変高く、政府広報などを分かりやすく行ってほしい」と述べました。

また、飯泉会長は、1つの容器から6回の接種ができる注射器について、都道府県が独自に注射器を調達できる場合は、国の補助金の対象にすることや、輸入の際に迅速な審査を行うことなどを要望しました。