厚労省でパワハラ対策担当の相談員 部下にパワハラで減給処分

厚生労働省は4年前、部下に暴言などのパワーハラスメントにあたる行為をしたとして、当時の上司を減給処分にしました。この上司は、職場でパワハラ対策を担当する相談員だったということです。

厚生労働省によりますと、処分を受けたのは社会保障担当参事官室で室長補佐をしていた男性職員です。

平成29年に元室長補佐の部下だった男性が、暴言などのパワハラにあたる行為を受けたとして去年、公務災害を申請し、今月2日付けで認定されたということです。

厚生労働省は、29日付けで元室長補佐の給与を1か月間1割減額する懲戒処分にし、管理監督する立場にいた参事官も口頭での厳重注意処分としました。

元室長補佐は、職場のパワハラ対策を担当する相談員だったということで、厚生労働省は「パワハラ防止を所管する省として誠に遺憾で反省している。職員への研修を再徹底したい」としています。

厚生労働省は暴言の具体的な内容を明らかにしていませんが、被害を受けた男性によりますと「潰してもいいのか」とか「死ねといったら死ぬのか」などと、公衆の面前で繰り返し、ののしられ、うつ病を発症して去年、退職したということです。

被害受けた元職員「処分軽すぎて抑止力にならない」

パワハラの被害を受けた元職員の男性は「複数の部署や窓口などに相談したが、どこも機能しなかった。退職にまで追い込まれたのに、今回の処分は軽すぎて抑止力にならず、同じような被害が出るのを防げないと思う」と話しています。