兵庫 飲食店などへの時短要請 4月21日まで延長 対象地域拡大へ

兵庫県は、新型コロナウイルスの感染の再拡大を受けて、飲食店などへの営業時間短縮の要請を来月21日まで延長し、対象地域もこれまでの4つの市から18の市と町に拡大することを決めました。

兵庫県は29日に対策本部会議を開き、冒頭、井戸知事は「急激に陽性者が増え、警戒水域を超えているかもしれない状況だ」と述べました。

これを受けて会議では、31日が期限となっている飲食店などへの営業時間短縮の要請を4月21日まで延長することを決めました。

さらに、対象地域はこれまでの神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市に加え、4月1日からは伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、猪名川町、明石市、加古川市、高砂市、稲美町、播磨町、姫路市、市川町、福崎町、神河町の合わせて18の市と町に拡大することを決めました。

対象地域の飲食店は、営業時間は午後9時まで、酒類の提供は午後8時半までとし、協力した事業者には1店舗当たり1日4万円の協力金が支払われます。
県民に対しては、感染が拡大している地域との不要不急の往来や、感染対策が徹底していない飲食店やカラオケ店などの利用の自粛を要請し、とくに若者には強く要請するとしています。

また、大人数や長時間の会食は引き続き自粛するよう呼びかけるとともに、会食後は一定期間、人との接触に注意するなど、人にうつさないための行動をとるよう要請するとしています。