中国 オーストラリア産ワイン 関税さらに上乗せ

中国政府は、オーストラリア産のワインが不当に安く輸入され、国内の業界に損害が出ているとして関税を上乗せする措置を適用すると発表しました。オーストラリア産のワインをめぐっては、中国政府が去年11月から一時的な保証金を上乗せしていて、今回、措置をさらに強化した形です。

中国商務省は、26日オーストラリア産のワインについて、不当に安く輸入されるダンピングなどによって中国の業界に損害が生じているとして、28日から5年間、生産者ごとに116.2%から218.4%の関税を上乗せする「反ダンピング関税」などを課すと発表しました。

オーストラリア産のワインをめぐっては、中国政府が去年11月から一時的な保証金を上乗せし、オーストラリアは根拠がないと反発していましたが、中国は今回、措置をさらに強化した形です。

中国政府としては、日本、アメリカ、オーストラリア、インドが「クアッド」と呼ばれる4か国の枠組みで首脳会談を開き、中国を念頭に連携を強化したことを警戒し、オーストラリアに圧力をかけるねらいもあるとみられます。

中国とオーストラリアは、オーストラリアが去年、新型コロナウイルスの発生源について独立した調査が必要だとの考えを示したことに中国が強く反発し、関係が急速に冷え込んでいます。