毛利衛さん 20年間務めてきた日本科学未来館の館長を退任へ

東京 江東区の日本科学未来館で20年間、館長を務めてきた毛利衛さんが3月末に退任するのを前に記者会見を開き「今までにない科学館を作ってくれと言われ、科学コミュニケーションに力を入れてきた」と振り返りました。

東京 江東区の日本科学未来館は最先端の科学技術を集めた展示施設で、日本人宇宙飛行士として初めてスペースシャトルに搭乗した毛利衛さんが2001年の開館以来20年間、館長を務め、3月末に退任します。

毛利さんは記者会見を開いて、この20年間を振り返り「今までにないような科学館を作ってほしいと言われ、科学コミュニケーションをキーワードにして取り組んできた。市民と科学者をつなぐ科学コミュニケーターを育成して、これまでに200人以上を輩出してきた」と思いを語りました。

また、いちばん印象に残ったこととして「開館時に10歳だった人が30歳になって科学未来館に育てられたという人がいて、すごくうれしかった。正月は2日からオープンしているが、必ず家族でやってきて子どもの成長を見せに来る人もいる」と、子どもたちの成長を後押しできたことをあげました。

毛利さんは今後、全国の科学館が加盟する協議会の会長は続けることになっていて、次の日本科学未来館の館長はアメリカの大手IT企業「IBM」でフェローを務める浅川智恵子さんが就任することになっています。