ワクチン 6回接種注射器 “5月中に全国で” 河野規制改革相

新型コロナウイルスのワクチン接種を担当する河野規制改革担当大臣は、1つの容器から6回の接種ができる注射器について、製造業者と調整し、5月中に全国一斉に使用できるようにしたいという考えを示しました。

アメリカの製薬大手、ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては、接種回数を増やすため、1つの容器から6回の接種ができる特殊な注射器の確保が課題の1つになっています。

河野規制改革担当大臣は、記者会見で「製造業者に前倒しのお願いをしているが、5月中のどこかで、高齢者向けも6回に切り替えていきたい」と述べ、5月中に、6回の接種ができる注射器を全国一斉に使用できるようにしたいという考えを示しました。

その上で「トータルでは、医療従事者と高齢者の9割くらいの接種が、6回の注射器で打てるようになればと思っている」と述べました。

また、河野大臣は、自治体の意向を調査し、大型連休中にワクチン接種の実施を希望する場合は、早めに配送スケジュールを伝えられるよう検討する考えを示しました。