スーパー2月の売り上げ 去年同月比2.1%減 5か月ぶりの減少

全国の主なスーパーの先月、2月の売り上げは、去年の同じ月に比べて2.1%減少しました。新型コロナウイルスの影響で去年のこの時期には食料品などの買いだめの動きが出ていたことの反動と見られ、5か月ぶりの減少となりました。

日本チェーンストア協会によりますと、全国の主なスーパー1万1014店の2月の売り上げは9577億円と、去年の同じ時期も営業していた既存店どうしの比較で去年の同じ月とくらべ2.1%の減少となりました。

減少は5か月ぶりです。

去年のこの時期には新型コロナウイルスの感染が広がり始めて食料品や日用品を買いだめする動きが出ていたことの反動や去年はうるう年で営業日が1日多かったことなどが影響しました。

商品別では、外出を自粛する動きなどを反映して衣料品が11.5%の減少となり、大幅な落ち込みが続いています。

日本チェーンストア協会の井上淳専務理事は「緊急事態宣言は解除されたが、感染者数が下げ止まっていて変異種の広がりや再拡大も懸念され、消費マインドは弱い状況が続いている」と話しています。