東京都 コロナ 7人死亡 187人感染確認 7日間平均 10日連続増加

東京都内では22日、新たに187人の感染が確認され、7日間平均は前の週と比べて10日連続で増えました。都の担当者は「緊急事態宣言は解除されたが、感染確認はじわりと増えていて入院患者も微増している。引き続き対策に協力をお願いしたい」と話しています。

東京都は22日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて187人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

22日までの7日間平均は302.9人で、前の週の105.3%となりました。

7日間平均が前の週から増えるのは10日連続で、増加傾向が続いています。

22日の187人の年代別は、
▽10歳未満が9人
▽10代が9人
▽20代が39人
▽30代が29人
▽40代が35人
▽50代が21人
▽60代が13人
▽70代が13人
▽80代が17人
▽90代が2人です。

22日の187人のうち、43%にあたる81人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は
▽「家庭内」が最も多く53人、次いで
▽「施設内」が31人
▽「職場内」が13人
▽「会食」が3人などとなっています。

このうち「施設内」では、6つの医療機関で患者と職員合わせて24人、4つの高齢者施設で利用者と職員合わせて5人の感染が確認されました。

1つの医療機関だけで患者と職員13人が感染したケースもあり、この医療機関では、これまでで27人が陽性となっているということです。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて11万7704人になりました。

一方、22日時点で入院している人は、21日より17人増えて1372人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は27.2%です。

都の基準で集計した22日時点の重症の患者は21日と同じ47人で、重症患者用の病床の14.2%を使用しています。

都の担当者は「緊急事態宣言は解除されたが、感染確認はじわりと増えていて入院患者数も微増している。引き続き対策に協力をお願いしたい」と話しています。

また、都は感染が確認された70代から90代までの男女合わせて7人が死亡したことを明らかにしました。

このうち5人は感染経路がわかっていて、3人は高齢者施設、別の2人は医療機関と家庭内でそれぞれ感染したということです。

これで都内で死亡した人は合わせて1643人になりました。