小惑星「リュウグウ」のサンプル 6月から本格分析へ JAXA

日本の探査機「はやぶさ2」が採取した小惑星「リュウグウ」のサンプルについて、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、予定どおりことし6月から9つのチームに分かれて本格的な分析を開始することを明らかにしました。

去年12月に帰還した日本の探査機「はやぶさ2」のカプセルには、小惑星「リュウグウ」の砂や小石が当初の目標を大きく上回るおよそ5.4グラム入っていることが確認され、現在は神奈川県相模原市のJAXA宇宙科学研究所で、1粒ずつ形や重さなどを記録する作業が行われています。

19日JAXAがオンラインで記者会見を開き、当初の予定どおりことし6月から「リュウグウ」の砂や小石を国内のチームに分配し、本格的な分析が始まることを明らかにしました。

分析を行うチームはJAXAや大学などの9つのチームに分かれていて、元素の分析のほか、鉱物に取り込まれた水の成分の解析やどのような有機物が含まれているかなどについて、分析するということです。

そして、ことし12月にはNASA=アメリカ航空宇宙局にもサンプルの一部を提供するなど、段階的に幅広い研究者に提供されることになっています。

分析チームの取りまとめをしている東京大学の橘省吾教授は「日本の分析技術は世界的にも高く、『リュウグウ』の謎のベールがはがれることを楽しみにしている」と話していました。

また、「はやぶさ2」の本体は新たな小惑星に向けて飛行を続けていて、太陽に最も近づくルートも無事に通過したということです。