“白物家電”の国内出荷額 新年度も高水準維持する予測

エアコンや冷蔵庫などの、いわゆる白物家電は、巣ごもり需要で今後も好調な売れ行きが続き、新年度の国内出荷額は24年ぶりの高い水準となる今年度に迫るという予測がまとまりました。

電機メーカーなどでつくる日本電機工業会によりますと、今年度の白物家電の国内出荷額は2兆5240億円と、昨年度を2.8%上回って1996年度以来、24年ぶりの高い水準となる見通しです。

自宅で使う商品やサービスを充実させようという“巣ごもり需要”の高まりや、現金10万円の一律給付が要因とみられています。

また、来月からの新年度の国内出荷額は2兆4793億円と、今年度の見通しより1.8%減少するものの、高い水準を維持すると予測しています。
記者会見で日本電機工業会の浜崎祐司会長は「感染が収束しても、働き方改革や生活様式の変化は続き、清潔志向や高付加価値の製品に対する消費者のニーズが続くのではないか」と述べました。