変異ウイルス 検査体制強化を政府に提言 自民の対策本部

変異した新型コロナウイルスの感染が広がっていることを受けて、自民党の対策本部は、変異ウイルスの検査体制を早急に強化することなどを政府に求める提言をまとめました。

17日開かれた自民党の新型コロナウイルス対策本部などの会合では、日本でも変異ウイルスの感染が広がり、死者も確認されていることなどを踏まえ、提言をまとめました。

提言では変異ウイルスの検査体制について「各自治体では、陽性者のうち5%から10%を対象として行われているのみで、遺伝情報を調べる『ゲノム解析』を行う割合が少なく、大部分が見過ごされている可能性がある」と指摘しています。

そして政府に対し、すべての新規感染者に変異ウイルスの検査を実施することも視野に、大学や民間企業などとも連携して検査体制を早急に強化するよう求めています。

自民党の対策本部は、17日にも西村経済再生担当大臣に提言を申し入れることにしています。