「PCR検査 抜本的に拡充を」共産が政府に申し入れ

新型コロナウイルスの感染者数の下げ止まり傾向が続く中、共産党の志位委員長は、感染の再拡大を防ぐためPCR検査を抜本的に拡充するよう西村経済再生担当大臣に申し入れました。

共産党の志位委員長は12日、西村経済再生担当大臣と面会し、緊急の申し入れを行いました。

申し入れでは、新型コロナウイルスの感染者数の下げ止まり傾向が続く中、感染の再拡大を防ぐには、無症状者を見つけ出すためのPCR検査の抜本的な拡充が必要だと指摘しています。

そのうえで、政府が、緊急事態宣言が解除された地域で進めている無症状者を対象にしたモニタリング検査の1日当たりの目標件数を今の10倍の10万件に引き上げることや、クラスター対策として全国の高齢者施設などで行われている大規模検査の頻度を高めることなどを求めています。

これに対し西村大臣は「感染が再拡大しないよう、検査をしっかり行い、感染拡大の兆しをつかみたい」と述べました。