米 ディズニーランド・パークなど 4月下旬までに再開の方針

アメリカの娯楽大手ウォルト・ディズニーは、新型コロナウイルスの感染拡大で休園している西部カリフォルニア州のテーマパークについて、州政府が規制を緩和したことを受けて4月下旬までに再開させる方針を明らかにしました。

ウォルト・ディズニーの西部カリフォルニア州にあるテーマパーク「ディズニーランド・パーク」と、隣接する「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」は、新型コロナウイルスの感染拡大で去年3月から休園が続いています。

カリフォルニア州政府は5日、「州内での感染が大幅に減少し、効果的なワクチンも供給されている」として、入場者数の制限やマスクの着用などを条件に、4月1日からテーマパークや野球場の屋外での営業を中心に規制を緩和することを決めました。

これを受けてウォルト・ディズニーは9日、声明を発表し、今後も感染状況の改善が期待できるとして、4月下旬までにテーマパークを再開させる方針を明らかにしました。

再開を前に、一時帰休させている1万人余りのスタッフを呼び戻し、感染防止策などについて研修を行うとしています。

一方、州政府の方針では、テーマパークなどの入場者は当面、州の住民に限定するとしていて、州外や海外からの観光客の受け入れには、まだしばらく時間がかかりそうです。