信州大学医学部 周産期の心のケア特化の診療チーム立ち上げへ

信州大学医学部は、心身の不調などを感じやすい妊産婦やその家族を支援しようと、さまざまな専門分野の医師などでつくるメンタルヘルスの診療チームを来月立ち上げることになりました。大学が周産期の心のケアに特化した組織をつくり診療や研究に取り組むのは、全国的にも珍しいということです。

信州大学医学部によりますと、この春新たに立ち上げるのは、妊産婦やその家族のメンタルヘルスに特化した診療チーム「周産期のこころの医学講座」です。

新型コロナウイルスの影響で感染に不安を感じている妊産婦の支援が難しくなっていることや、産後うつが疑われる場合でも精神科の受診に抵抗を感じる人がいることなどを背景に開設され、精神科のほか、産婦人科や小児科、それに遺伝医学の医師など、さまざまな分野が連携して診療や研究を行います。

大学が周産期の心のケアに特化した組織をつくり診療や研究を行うのは、全国的にも珍しいということで、今後、専門の外来を設けるほか、妊産婦の悩みや対処方法などに関する情報発信、さらに地域の医療機関などとも連携して支援に取り組むことにしています。
診療チームの責任者で信州大学医学部附属病院の村上寛医師は「コロナ禍で一人一人に寄り添う支援とは何か、学問的に考えていく。周産期を乗り越える際に心が苦しくなった人が適切な治療を受けられる体制をつくっていきたい」と話しています。