ミャンマー 警察官の間でも「不服従運動」 広がり始める

ミャンマーではクーデターに抗議するデモを警察などが武力で抑え込む姿勢を強め、5日も20代の男性が死亡しました。

一方で、警察官の間でも市民への暴力に加担したくないとして、職務を放棄する運動が広がり始めています。

ミャンマーでは4週間にわたって続く大規模な抗議デモに対して警察などが発砲を繰り返し、国連ではこれまでの死者は50人以上に上るとしているうえ、5日も第2の都市マンダレーで20代の男性が撃たれて死亡したと地元メディアが伝えています。

一方で、軍が主導する政権を機能停止に追い込もうと、警察官の間でも職務を放棄する「不服従運動」が広がり始め、これまでに100人以上が参加しているということです。

このうち、首都ネピドーの警察署に所属するチット・コー・コーさんはデモ隊への暴力に加担したくなかったとしたうえで、「平和的にデモをする人たちへの暴力や発砲の指示を軍がやめることは決してない」と話しています。

また、同じ警察署に所属するネイ・リン・アウンさんは「軍の兵士たちは警察の制服を着て警察の名をかたって残忍な行為に及んでいる」と訴えました。

一方、インドの地方政府の当局者によりますと、今月3日と4日の2日間で少なくとも15人のミャンマー人が国境を越えて入国し、保護を求めたということです。

いずれも警察官やその家族だと説明していて、インドのメディアは軍の命令に従わなかったことへの報復を恐れ逃亡したと伝えています。

軍は不服従運動の広がりに神経をとがらせ、運動を呼びかけている人物の特定や拘束を進めていますが、こうした締めつけの中でも抵抗が続いています。