組織委 橋本会長「コロナ対策心がけ信頼される大会に」

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本会長は、就任後初めて定例の記者会見を開き「コロナ対策をしなければ大会ができないのではないかという国民の思いは重要だ。コロナ対策を心がけ安心して信頼される大会になるよう発信に努めたい」と述べて開催への理解を求めました。

組織委員会の情報発信の強化を掲げる橋本会長は、みずからの考えを伝えることで大会への不安の払拭(ふっしょく)に努めたいとして、週1回のペースで定例の記者会見を開くことを決め、5日、初めて会見しました。

この中で橋本会長は、開催の可否を判断するうえでの基準を問われたのに対し「コロナ対策をしなければ大会ができないのではないかという国民の思いは重要だ。国民の皆さんに、これならできるんだ、と安心感を持っていただかないかぎり、開催するのは難しいと思う」と述べました。

そのうえで「無理やり何が何でも開催を、と捉えられていると思うが、決してそうではない。オリンピック・パラリンピックを見てみたいという人たちの思いがもう一度期待感に変わるよう、コロナ対策を心がけ安心して信頼される大会になるよう発信に努めたい」と述べ、開催への理解を求めました。

また橋本会長は、今月25日に福島県からスタートするオリンピックの聖火リレーについて、各都道府県の感染状況に応じて安全を最優先に実施方法などを迅速に判断するため、武藤事務総長をトップにした対応チームを新たに発足させたことを明らかにしました。

海外からの観客 5者協議で結論

橋本会長は5日の会見で、国内外の感染状況から厳しい見方が示されている海外からの観客の受け入れについて、組織委員会と東京都や政府、それにオリンピック、パラリンピックそれぞれの国際委員会の5者で再び協議をして結論を出すと明言しました。

そのうえで橋本会長は「聖火リレーの始まる3月25日の前に結論を示したい。満席であるフルスタジアムを願ってはいるが、受け入れる準備や国内の医療事情が万全でないかぎり、海外からのお客さまにも大変迷惑をかける」と述べ、受け入れは厳しいという現状の認識を示しました。

一方、海外からの観客を見送ることが決まった場合に、観戦を予定していた海外の人たちへの対応を問われ「アスリートの家族や、ファン、日本への観光を楽しみにしていた人たちへの配慮は、大変重要だと思っている。何らかの形で見に来られなかった人たちにできることがないか、よく考えていきたい」と述べました。