250本のしだれ梅 「梅園」公開 京都 宇治

京都府宇治市の寺が250本のしだれ梅を集めた梅園を新たに整備し、4日、報道関係者に公開されました。

宇治市の三室戸寺は、さくらやあじさいなど境内で四季折々の花を楽しめる「花の寺」として知られています。

このほど7000平方メートルの敷地に250本のしだれ梅を集めた梅園を新たに整備しました。

梅園としては関西でも屈指の広さだということで、4日は晴れ間が広がる中、赤や白、ピンクなど色とりどりのかれんな花が咲き誇り、ほのかな梅の香りが広がっていました。

また寺が高台にあることから、しだれ梅とともに市街地を見下ろす景色を楽しむことができます。

寺では当初は今月から一般公開する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で中止とし、今後、来年の公開に向けて敷地の整備や梅の木のせんていなど手入れを進めていくということです。

三室戸寺の伊丹光恭住職は「もともとこの時期は観光客も少ないので、新しい見どころになればと思い整備しました。ことしは公開できず残念ですが、来年また多くの人が訪れて宇治の観光が盛り上がってほしいです」と話していました。