新型コロナ 10都府県の6指標の状況(3月3日時点)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として「病床のひっ迫具合」「療養者数」「PCR検査の陽性率」「新規感染者数」「直近1週間と前の週の感染者数の比較」「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房は今月3日時点で、緊急事態宣言が出ている4都県と先月まで宣言が出されていた6府県の感染状況をまとめていて「直近1週間と前の週の感染者数の比較」で「ステージ3、ステージ4」になっている県があります。

なお「病床のひっ迫具合」については、自治体の中には、すぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります。

1 病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率は「ステージ3」が20%、「ステージ4」は50%が目安です。

病床全体の使用率は、東京都で31%、埼玉県で42%、千葉県で47%、神奈川県で29%、愛知県で27%、岐阜県で19%、大阪府で29%、兵庫県で29%、京都府で17%、福岡県で34%です。

このうち重症者用の病床は、東京都で33%、埼玉県で※20%、千葉県で14%、神奈川県で14%、愛知県で26%、岐阜県で12%、大阪府で34%、兵庫県で37%、京都府で12%、福岡県で15%となっています。

※「埼玉県で20%」は「19.5%」を四捨五入したもので「ステージ3」の値である20%は超えていません。

2 療養者数

続いて療養者数は人口10万人あたり「ステージ3」が15人、「ステージ4」は25人が目安です。

東京都で21人、埼玉県で16人、千葉県で23人、神奈川県で11人、愛知県で8人、岐阜県で7人、大阪府で12人、兵庫県で7人、京都府で7人、福岡県で10人です。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値は「ステージ3」、「ステージ4」ともに10%です。

東京都で3.2%、埼玉県で3.0%、千葉県で5.2%、神奈川県で4.0%、愛知県で2.3%、岐阜県で0.9%、大阪府で1.4%、兵庫県で1.9%、京都府で0.8%、福岡県で1.5%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人あたりの新規感染者は「ステージ3」が15人、「ステージ4」は25人が目安です。

東京都で14人、埼玉県で9人、千葉県で14人、神奈川県で9人、愛知県で4人、岐阜県で2人、大阪府で6人、兵庫県で4人、京都府で1人、福岡県で4人となっています。

5 直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値は「ステージ3」「ステージ4」ともに1倍です。

東京都で0.94、埼玉県で0.84、千葉県で0.98、神奈川県で1.02、愛知県で0.93、岐阜県で0.63、大阪府で0.93、兵庫県で1.05、京都府で0.46、福岡県で0.60となっています。

6 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値は「ステージ3」「ステージ4」ともに50%です。

東京都で34%、埼玉県で31%、千葉県で25%、神奈川県で29%、愛知県で36%、岐阜県で18%、大阪府で46%、兵庫県で38%、京都府で32%、福岡県で35%でした。