女子ゴルフ 国内ツアー初戦 1年3か月ぶりに観客入れて開催

女子ゴルフの国内ツアーは、ことしの初戦が沖縄県で開幕し、19歳の西郷真央選手が8アンダーとスコアを伸ばし、単独トップに立ちました。

沖縄県南城市で開幕した女子ゴルフの国内ツアーのことしの初戦は、1年3か月ぶりに観客を入れて開催され、会場では入り口での検温やスタンドの間隔をあけるなど感染防止対策がとられました。

初日トップに立ったのは、ジャンボ尾崎こと尾崎将司選手の指導を受ける西郷真央選手で、2番から4連続バーディーをとると、その後もスコアを伸ばし、最終の18番もイーグルとしました。

西郷選手はバーディー7つ、イーグル1つ、ボギー1つで8アンダーとして単独トップに立ちました。

トップと3打差の2位には地元 沖縄出身の宮里美香選手と新垣比菜選手を含む6人が並びました。

また、おととしの前回大会で優勝した沖縄出身の比嘉真美子選手は、バーディー3つ、ボギー1つの2アンダーで13位につけています。

東京オリンピック出場を目指す渋野日向子選手は、前半からチャンスを作ったもののパットに苦しみ、バーディー3つ、ボギー2つの1アンダーで20位となっています。

ファン「久しぶりに生で見られる 楽しみたい」

北海道から訪れた63歳の男性は「女子ゴルフのファンで、ようやくこの日が来てうれしいです。久しぶりに生で見られる選手たちの姿を楽しみたいです」と話していました。

地元 沖縄市の42歳の男性は「去年も見に来ようと思っていましたが、新型コロナの影響で大会が中止となってしまい、残念でした。きょうは現地でしかわからないショットの音とか、緊張感を味わいたい。地元、沖縄出身の選手を応援します」と話していました。

東京から訪れた72歳の女性は「渋野日向子選手のファンで、笑顔を見るとこっちも元気になります。感染対策に気をつけながら応援したいと思います」と話していました。

観客は1000人上限 感染対策を徹底

新型コロナウイルスの影響で去年、女子ゴルフの国内ツアーは試合が相次いで中止され、開催された14試合もすべて無観客で行われました。

4日から始まったことしの開幕戦は感染対策を徹底したうえで、原則として1日1000人まで観客を入れて開催することになりました。

去年は中止になったこの大会は、おととしの開催時、1日平均3500人の観客が訪れていて、1000人という上限は3分の1以下にとどまります。

大会事務局では新型コロナの感染防止対策として、観客に対しては当日のチケットは用意せず、事前に購入したうえ連絡先などの個人情報を提出するよう定め、会場を訪れた際には入り口で検温を行うほか、選手へのサインや握手は禁止しました。

また、会場では、観戦用のスタンド席を1メートルほど間隔をあけたうえで、前後で重ならないよう配置し、密を避けるため通路にロープを張って片側通行にしました。

日本女子プロゴルフ協会は「今後も観客を入れた開催を検討していく」としていて、東京オリンピックを控えたことしのゴルフ界の盛り上げにつなげたい考えです。

前回大会優勝 比嘉「声援あると力以上のもの出せる」

おととしの前回大会で優勝した地元 沖縄出身の比嘉真美子選手は「すごくよいリズムでゴルフができて、手応えもあった。正直、もっとスコアを伸ばせたと思うが、ディフェンディングチャンピオンで、開幕戦という状況を考えると、アンダーであがれたのはよかった」と初日を振り返りました。

久しぶりに観客の前でプレーできたことについては「観客が入ってくれてこそ、100%トーナメントが成り立つということをすごく感じた。声援があると、自分の力以上のものが出せる」と受け止めていました。

そのうえで2日目以降のラウンドに向けては「あと3日間あるので、自分のプレーができればチャンスはある。たくさんバーディーを取りたい」と意気込みを語りました。

渋野 「お客さんがいることで本領発揮」

国内の観客の前で久しぶりにプレーできたことについて渋野日向子選手は「『ナイスバーディー』や『頑張れ』といった声がすごくうれしかった。去年はなかなか感じなかった楽しいという気持ちを感じることができたし、お客さんがいることで本領が発揮できるとあらためて思いました」と振り返りました。

そのうえで「アンダーパーで回れたので、あすもこのスコアを落とさないようにやるべきことをやりたい」と気持ちを切り替えていました。

また、このオフにはプロ入りから指導を受けていたコーチのもとを離れて独自にトレーニングを積んだという渋野選手は、ことしも再びアメリカツアーにスポットで出場する意欲を示し「目の前のことを必死にやる、やりたいことをやりきる1年にしたい」と抱負を口にしました。