プロ野球「現役ドラフト」 ことし導入には慎重姿勢 NPB

プロ野球で出場機会に恵まれない選手をほかの球団に移籍できるようにする「現役ドラフト」について、プロ野球選手会はNPB=日本野球機構に、ことし中に導入するよう改めて要望しましたが、NPBは慎重な姿勢を示しました。

「現役ドラフト」は、リストアップされた現役選手をほかの球団が指名することで移籍が可能となる制度で、出場機会に恵まれない選手が新たな活躍の場を求めることができるとして、選手会が導入を強く求めています。

去年1月にはNPBが、各球団が任意で選手8人をリストアップする案を示し、選手会との間で昨シーズン中に導入する方向性を固めましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期されるなどしたため、導入が見送られました。

4日はNPBと選手会の事務折衝がオンラインで行われ、選手会が改めてことし中の導入を要望したのに対し、NPB側は協議には応じるものの、新型コロナウイルスの影響が続いていることもあり、導入を前提とはできないとする慎重な姿勢を示しました。

選手会の森忠仁事務局長は「ぜひ今シーズン中に実施させたいので、強い意識を持って交渉していきたい。現在の制度のたたき台は選手会が望んでいるものと少しずれはあるが、最初から完璧を求めるとなかなか話は進まない。とりあえずスタートさせてから不備があれば見直していく」と話していました。