ミャンマー 国連 1日で38人死亡と発表 安保理 5日に対応協議へ

軍事クーデターへの抗議活動が続くミャンマーでは、3日も治安部隊の発砲で多数の死傷者が出る事態となり、国連は1日で38人が死亡したと発表しました。国連の安全保障理事会は、5日に対応を協議する会合を開くことを決めていて、軍側の暴力に歯止めをかけるため、一致した対応を打ち出せるかが焦点となります。

軍がクーデターを起こしてアウン・サン・スー・チー国家顧問らを拘束しているミャンマーでは、大規模な抗議活動が全土で続いています。

これに対し、軍側は締めつけを強め、3日も治安部隊の発砲で多数の死傷者が出ています。

国連でミャンマー問題を担当するバーグナー特使は3日、オンラインの記者会見を開き「軍によるクーデター以降、もっとも血にまみれた1日になった。わずか1日で38人が死亡し、これまでの死者は50人を超える」と述べ、深刻な懸念を示しました。

この事態を受けて、国連の安全保障理事会は、対応を協議する会合を5日に非公開で開くことを決めました。

安保理がこの問題で会合を開くのはクーデターの直後に続いて2度目ですが、前回は、ミャンマー軍と関係が深い中国の反対で、声明ではクーデターそのものを非難する表現は盛り込まれませんでした。

今回の会合は平和的なデモに治安部隊が銃口を向け、死傷者が増え続ける中で開かれるだけに、軍側の暴力に歯止めをかけるため、安保理が一致した対応を打ち出せるかが焦点です。