米 バイデン大統領 安全保障戦略の指針公表 同盟強化の方針

アメリカのバイデン大統領は安全保障戦略の指針を公表し、中国やロシアに対抗するため日本やヨーロッパの同盟国との関係を強化するとともに、インド太平洋とヨーロッパ地域に展開するアメリカ軍の戦力を強化する方針を示しました。

バイデン大統領は3日、「国家安全保障戦略」の策定に向けた暫定的な指針を公表しました。

指針ではウイルスの感染拡大や気候変動など、地球規模の脅威に直面しているとするとともに「民主主義国家が権威主義的な勢力からの挑戦を受けている」としたうえで、脅威をもたらす国として中国、ロシア、そしてイラン、北朝鮮を挙げています。

そして、同盟関係の強化を優先課題に位置づけ、NATO=北大西洋条約機構の同盟国とオーストラリア、日本、韓国との同盟関係を「最大の戦略的資産だ」としています。

さらに、世界各地のアメリカ軍の配備について「アフガニスタンでの戦争を終わらせ、中東では適切な規模にする」とする一方、「インド太平洋とヨーロッパでのプレゼンスを最も強固にする」として、インド太平洋、ヨーロッパ両地域に展開するアメリカ軍の戦力を強化する方針を示しました。

バイデン大統領は今回、軍事・安全保障面で中国、ロシアに同盟国の力を結集して対抗する姿勢を改めて明確にし、今後、この指針に基づいて年内にも具体的な「国家安全保障戦略」を取りまとめたいとしています。